僕は、2015年に7カ月間の育児休業し無事に復帰しました。
今回は、復帰後の働き方の変化について整理してみたいと思います。
残業は極力しなくなった
もともと残業は極力しないタイプでした。
育児休業から復帰した後も同じく残業はできるだけしないよう心がけています。
「心がける」だけでもだいぶ仕事の効率はアップします。「今日は18時には絶対帰るぞ!」と決めて仕事をしているので、前倒し前倒しで仕事を進めていけます。
仕事をバックアップできる体制を整えた
仕事復帰後、僕がまず真っ先に行ったのはこのバックアップができる体制を整えることです。
実際に育児休業してみて感じたことは、会社という組織で行う仕事とは、常に誰か他の人がバックアップできるように日頃から整えておく必要があるということです。
仕事が属人的になり、その人しかできない仕事は極力減らすべきです。
当然ながら、特殊スキルを持ちその人でしかできない仕事は少なからず存在するので、それはそれでよいのですが大半の仕事は違うと思います。
進捗の可視化を実施
タスクを細分化し、タスク毎にきちんと担当者を決めます。
各担当者が仕事をする時、進捗を記録します。
これにより、不測の事態が起こった時でも、別の人がタスクがどこまで進捗しているか、どういう経緯で今に至っているかを即座に把握、引き継げる体制を整えました。
朝礼レベルの口頭による共有ではなく、極力「文字情報」として記録、進捗をグラフィカルにしているため、素早く正確に把握できるようにしています。これにはツールの導入がもっとも便利です。
手順の可視化(マニュアル整理)を実施
個人商店で、自分1人で仕事をしているなら仕事のマニュアルはなくても問題ありません。自分1人が分かっていればそれでよいからです。
ところが、会社組織に属して仕事をする以上、誰がやっても一定のクオリティー、一定のアウトプットが出せるよう最低限のマニュアルが必要です。しかし実際の仕事の現場ではマニュアルが存在しなかったり、アップデートされていなかったりします。
いざ別の人が仕事を引き継がなくてはいけない時、やり方が分からないとか、やってみたけどアウトプットされたものに問題がある、ということではよろしくないということで、
マニュアル整備に着手しました。
マニュアルは単に誰でも仕事ができるようにするという目的以外にも、「業務改善」にも役に立ちます。
何か問題が発生した際に、この仕事の手順や内容はどうなっているんだっけ?と確認が必要になることはよくあります。この確認がすぐにできないだけでも業務が滞っているということです。対応にも遅れます。
マニュアルがあればここが悪いから直そう!と即座に反応できます。
また、新人研修や担当変更の際にも、このマニュアルが役に立っています。
同じ子育てをする人への配慮
自分でいうのもなんですが、子供が生まれたことで、妊娠中や子育てをしている人への配慮がこれまでよりもできるようになったかなぁと思います。
まとめ
育児休業を経験したことで、時間をうまくコントロールして仕事を進めようという気持ちが高まったことから残業が減りました。
また、これまでやったほうが良いとは分かってはいたけど、なかなか着手する気になれなかった「バックアップ体制作り」も、上記のように進捗していて、仕事に対してはプラスの効果が出ていると思っています。今後はこれを会社全体に対して広げていければと思います。