Webページを作成する際、「リスト」を意識的に使用されていますでしょうか?
リストを使用することで、読者にみやすいコンテンツを届けることができます。
また、Googleをはじめとした検索エンジンに対して特定のキーワードを詰め込みすぎだとスパム判定されない回避にも繋がります。
もし、まだ活用していない方はこれを機に「リスト」を活用しましょう!
▼動画でご覧になりたい方はこちら!
目次
リストとは?
リストは、情報を分かりやすく整理する表現手法です。「箇条書き」と言ったほうが伝わりやすいかもしれません。
リストを使って表現した場合
例えばですが、以下に遠足のために準備するものを「リスト」を使って表現してみます。
- リュック
- お弁当
- 水筒
- お菓子
- ビニールシート
HTMLの記述は、以下の通りです。
<html>
<body>
<ul>
<li>リュック</li>
<li>お弁当</li>
<li>水筒</li>
<li>お菓子</li>
<li>ビニールシート</li>
</ul>
</body>
</html>
リストを使わずに表現した場合
リストを使わずに表現したら以下のようになります。
いかがでしょうか。
リストを使って見せたほうが、スッキリして読みやすいと感じられたのではないでしょうか。
実際のWebコンテンツではこのリストの前後に文章があります。ですから文章で書いた場合、埋もれてしまうことが想像できますね。
しかし、リスト表示にすることで前後の文体と違うということがまず一目でわかりますし、読みやすくなります。頭にも入ってきやすくなる効果があります。
リストを使うメリット
読みやすくなる
リストは、情報を分かりやすく整理する表現手法で、特に「読みやすくなる」効果が高いです。
例えば文章を書いていて、ここは強調したい、ここは整理して伝えた方が後半文章の理解促進に繋がると思われた場合は、積極的にリストを使って見せてあげると、読み手の負担軽減、理解度アップに繋がります。
また、最近はスマートフォンでの閲覧が増えています。スマートフォンは、PCに比べて表示領域が狭いので長い文章で表現するよりは、リストで表現をした方が「読みやすい」です。
適切にリストを使用して、最後まで読まれるコンテンツを作りましょう。
"順番"を伝えやすい
手順を伝える際にリストを使うと、こんなこともできます。
例えば、目玉焼きを作る手順を紹介するとします。
- 卵を割って器に入れます
- フライパンを熱します
- フライパンにバター小さじ一杯程度を入れます。
- バターが溶けたら、弱火にします。
- 卵をフライパンに流し込みます。
- 盖をして、1分ほど待ちます。
- 表面に薄くて白い膜が出来たら、目玉焼きの出来上がり。
HTMLの記述は、以下の通りです。
<html>
<body>
<ol>
<li>卵を割って器に入れます</li>
<li>フライパンを熱します</li>
<li>フライパンにバター小さじ一杯程度を入れます。</li>
<li>バターが溶けたら、弱火にします。</li>
<li>卵をフライパンに流し込みます。</li>
<li>盖をして、1分ほど待ちます。</li>
<li>表面に薄くて白い膜が出来たら、目玉焼きの出来上がり。</li>
</ol>
</body>
</html>
※リストに囲い線をつけたり、番号に色を付けたりする場合は、CSSの設定をする必要があります。
Googleからキーワードの詰め込みスパムだと判断されづらい
Googleをはじめとした検索エンジンは、ページ内に特定のキーワードが大量に埋め込まれたページにペナルティを与えます。その結果、そのページは検索上位から姿を消します。
昔はよく、altタグにキーワードをたくさん詰め込んだり、キーワードの文字を白くして視覚的に見えないようにする迷惑行為が横行した時期がありました。だから検索エンジンは、キーワードの意図的な埋め込みに対してかなり過敏に反応します。
とはいえ、特定のキーワードをそれなりの回数使うシーンは出てくるかと思います。
そこで一つのスパム判定回避として、リストを使うことを普段から取り入れるといいです。(スパム行為をする前提でなく、意図せずスパムと思われないようにという意味で)
リスト内で同一キーワードが連続して使われる分には「キーワードの詰め込みスパム」だと判定される可能性は低いと思われます。リストをまともに使って入れば、同一キーワードを連続して使うことも普通にありますからね。
適切なキーワード出現率とは?
1ページ内におけるキーワードの出現率には目安があります。この目安の範囲内で使用することが効果が高く、また検索エンジンからペナルティを受けるリスクが低いと言われています。
対策キーワード | 適正出現率 |
1番目に対策したいキーワード | 5~7% |
2番目に対策したいキーワード | 4~5% |
3番目に対策したいキーワード | 3~4% |
上記の適正出現率の使い方は、この範囲内でキーワードを入れ込みましょうというものではありません。
記事を書く際に過剰にキーワードを詰め込みすぎていないかのチェックの目安として使い、意図しないペネルティを避ける目的で使うことをおすすめします。
キーワード出現率を把握するためのツール
キーワード出現率は目で見て簡単に分からないので、ツールを使いましょう。
FunkeyRating(ファンキーレイティング)は、キーワードの出現率をチェックできるSEO対策のための無料ツールです。キーワード出現率を適正範囲に調整するためのツールとして使えます。
使い方は簡単です。URLと対策しているキーワードを入れて「チェック」ボタンを押すだけです。キーワードは1つでも構いません。
検索エンジンは、ここで上位に表示されているキーワードがコンテンツの内容であると判断しています。サイトテーマに沿ったキーワードが上位にきているかの確認としても使えます。
まとめ
HTMLのリストを活用することで、
- 読者に読みやすいコンテンツを届けることができること
- 検索エンジンからキーワードの詰め込みスパムだと誤判定されることを避ける
ことをお伝えしました。
情報を分かりやすく整理する表現手法の一つとして、ぜひ積極的に活用していただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!