鶴村直人
本ページでは、中古ドメインのSEO効果を中心に情報をまとめています。
また、中古ドメインと新規ドメインとの違い、中古ドメインを利用する上での注意点などをまとめています。
目次
中古ドメインのSEO効果・メリットとは?
中古ドメインのSEO効果としては、以下の2点があります。
- 新規ページを公開すると、新規ドメインよりも早くGoogleにインデックスされやすい
- サイト立ち上げ初期から順位が付きやすい
新規ページを公開すると、比較的早くGoogleにインデックスされやすい
通常、新規ページを公開してもすぐに検索結果には表示されません。
Googleクローラーがサイトにやってきて、コンテンツをインデックス(検索エンジンに登録)するまでは、Google検索結果にページは表示されないからです。
なので、インデックスされるまでは、この世に存在しないページということになりますよね。
しかし、中古ドメインの場合、過去に運用歴のあるドメインのためGoogleクローラーが回ってきやすく、早めにインデックスされることが多いです。結果、Google検索結果にも早く表示されます。
Google集客をする以上、少しでも早くインデックスされる点は早期に集客を始められるのでビジネス上、大きなメリットになります。
サイト立ち上げ初期から順位が付きやすい
一般的な話として、記事公開をしても最初に付く順位は、100位よりもずっと下の場合が多いと思います。
そしてコンテンツ品質が良かったり、ドメインパワーが強いと少しずつ順位があがってきます。
鶴村直人
とはいえ、上昇スピードは、まちまちです。
多くの場合、TOP10圏内に上がってくるまで、3カ月・6カ月は普通にかかります。
また、非常にライバルが多いキーワードを狙っている場合などは、1年がかりでようやく10位なんてことも普通にあります。
逆にうんともすんともいわない、1年経っても100位圏外なんてこともザラです。
しかし、良質な中古ドメインの場合、記事公開して1〜2週間で30番台、20番台の順位が付くこともあります。
キーワードの難易度やコンテンツ次第では、いきなりTOP10圏内をマークすることも珍しくありません。
【実例】中古ドメインで新規立ち上げしたブログの検索順位 〜公開1週間で1位獲得した事例〜
以下のグラフをご覧ください。これはかなりうまくいった事例です。
【実例】中古ドメインで新規立ち上げしたブログ
TOPページで狙っているキーワードの順位(2語キーワード、月間100回)
コンテンツは、それなりに良質なものを入れていますが、最初から11位にランクインしました。
その後、上下に動きながらも短期間で1位まで上昇しています。
ここで狙っているキーワードは、いわゆるアフィリエイトの成約キーワードです。
検索回数が少ないのですが、ポツポツ成約が決まっています。
品質の良い中古ドメインを使うと、たとえコンテンツが同じであっても、良い順位が付くことがあります。
これは中古ドメインが持っているドメインパワーの違いだと思います。
新規ドメインと中古ドメインの違い(比較表)
新規ドメインと中古ドメインの違いについてまとめてみます。
ざっとこんな感じです。
新規ドメインと中古ドメインの違い(比較表)
新規ドメイン | 中古ドメイン | |
購入費用 | 1,000円前後 | 3,000〜1,000,000円ぐらいまでピンキリ |
購入場所 |
|
|
ドメイン文字列 | 自分で決めることができる | 自分では決めることができない |
ドメインパワー | 0 | 未知数(ドメイン次第) |
ペナルティリスク | 運営手法次第 | 運営手法次第 |
Googleアップデートで大幅に順位を落とす可能性 | ある | ある |
新規ドメインは、ブランド名が決まっている時に使うと良い
新規ドメインは、ご自身でドメインの文字列(アルファベット、数字、記号)を決めることができます。
そのためブランド名が決まっている新サービスを立ち上げる時、て、あるいはご自身の活動を紹介するような自己紹介際とを作る際には「新規ドメイン」を活用するといいと思います。
- 新商品のサイト(商品名を入れたドメイン)
- 個人サイト(ご自身の名前を入れたドメイン)
これらの場合、自らドメイン名を決められないと不都合が起きると思うので新規ドメインが適しています。
中古ドメインは、収益を目的としたアフィリエイトサイトで使うと良い
中古ドメインは、Googleから集客をして自身のサイトで商品販売をしたり、アフィリエイトする場合に有効です。
おそらく、中古ドメインを使う人の目的はただ1つです。
それはGoogle検索結果上位にご自身のサイトを表示させ集客をして、商品を販売する、あるいはアフィリエイトすることだと思います。
このように収益を目的としたサイトを立ち上げるのであれば、初期コストは掛かりますが、中古ドメインを活用する方が時間の短縮になると思います。
なので僕を含めアフィリエイターの多くは、中古ドメインを積極的に使っているのです。
個人的経験から申し上げるならば、新規ドメインでも中古ドメインでも飛ぶ時は飛びます。
また、一般的に見て多くの人がコンテンツが優れているサイトだと認識されているサイトでも、飛ぶ時は飛びます。
ハッキリ言えばGoogle様の気分次第です。「検索上位に表示させてやったから、これまでかなり儲けたでしょ?そろそろ、あなたはGoogleに広告出稿して集客しなさいよ!」ってことで飛ばしていると思います(笑)
なので、ドメインによって飛びやすい、飛びづらいということはあまりないと思っています。
アフィリエイト初心者に「中古ドメイン」はおすすめできる?
予算が許すなら、中古ドメインの活用はあり!賢い選択だと思う
中古ドメインは、新規ドメインに比べて最初の購入価格が高めです(といっても数千円から、1〜2万円の話)
そのため初期投資として出せるのであれば、中古ドメインをおすすめします。
やはり、新規ドメインに比べれば、時間を短縮できる可能性があると思うからです。
時間は有限です。無限に使えるわけではありません。
1年後や2年後の収益発生を気長に待つよりも、3カ月で収益が発生し始めたらその方がビジネス的には成功です。利益も増えるでしょう。
結果が出るまで時間がかかり過ぎるとモチベーションも下がる一方です。
それなら、少しでも利益が上がってくる方が気持ちよくアフィリエイトできます。
購入するなら、中古ドメイン販売サイトで購入するのが無難
ただし、中古ドメインならどれでもいいというわけではありません。ハズレが多いからです。
そのため自分で中古ドメインを探すのではなく、中古ドメイン販売サイトで購入するのが無難です。
金額はこれぐらいの価格を基準にすると良いと思います。
- メインサイトなら10,000〜30,000万円の範囲内
- サテライトサイトなら5,000円以内ぐらい
僕は、5万円以上する中古ドメインをバカバカ買っていた時代もありましたが、「価格が高い=検索順位が良い」という図式は成り立ちません。
もちろん、価格が高い方が、安いものに比べれば、確率的には良いドメインに当たる可能性は高いです。
しかし、実際たくさん買ってみればわかりますが、価格と順位にあまり関係性は見られません。
なので予算を決めて買うことをおすすめします。
アフィリエイトサイトにおける中古ドメインの活用例
アフィリエイトサイトにおける中古ドメインの活用例は、主に2つあります。
- メインサイト(注力するサイトを作る場合)
- サテライトサイト(被リンク目的のサイトを作る場合)
メインサイト(注力するサイトを作る場合)
ご自身が注力するサイトに中古ドメインを導入するケースです。
アフィリエイトに初めて取り組まれる方は、このメインサイトを作ると思います。
この場合、サイト立ち上げ時点で、最初から中古ドメインを採用するのもありです。
また、途中から中古ドメインに載せ替え(コンテンツは同じで、中古ドメインに変更)というパターンもありますね。
しかし、途中でドメイン変更するのは少々、移行作業が面倒です。なんの中古ドメインをやるなら最初からがいいと思います。
サテライトサイト(被リンク目的のサイトを作る場合)
Googleの検索順位を決定する要素の一つに、「他サイトからリンク獲得(被リンクと言ったりします)」を見ていると言われています。
もちろん、被リンクだけが重要ではないのですが、被リンクは今でも検索順位決定に大きく左右する要素であることは間違いがありません。
そこで自らサテライトサイトを作成して、サテライトサイト からメインサイトにリンクを送る形をとります。
この際、サテライトサイトには新規ドメインよりも、中古ドメインを使うことが一般的です。
やはり、運用歴がありドメインパワーのあるドメインからリンクが送られた方が、メインサイトの評価が上がりやすいからです。
中古ドメイン利用上の注意点・デメリット
ここからは、中古ドメイン利用上の注意点についても触れていきたいと思います。
かなり大事なことなので、ぜひ最後までお読みください。
- 中古ドメインを使うと、確実に順位が上がるわけではない
- 中古ドメインのち、8割はゴミドメインで使い物にならない
- 過去の運用サイトがペナルティを受けている場合がある
- 購入するなら中古ドメイン販売サイトで買うのが無難
中古ドメインを使うと、確実に順位が上がるわけではない
中古ドメインは、良質なドメインであれば、サイト立ち上げ初期から検索順位が付きやすい。
場合によっては、検索上位TOP10圏内にもランクインする可能性がある。
これは、どちらも事実です。
しかし、中古ドメインに期待をしすぎてはいけません。
最近よく言われているように、コンテンツが重視されることに変わりはないですし、Googleもコンテンツを重視しています。
なのでドメインパワーが同じで、良質なコンテンツと低品質なコンテンツがあれば、良質なコンテンツの方が順位が良くなるのは当然ですよね。
なので、良質なコンテンツを作る前提で中古ドメインを活用するイメージを持っていただくのが良いと思います。
中古ドメインのうち、8割はゴミドメインで使い物にならない
8割というのは、あくまで僕の感覚値です。
しかし、実際はこれぐらいに考えていた方が良いと思います。
僕は、業者さんが買うほどは大量に購入はしていませんが、それでも1アフィリエイターとしては、それなりの数を購入・運用している方ではないでしょうか。
僕の場合、海外クローラーを契約して空きドメインを何万個という規模で中古ドメイン候補を探しています。その後、一定条件でフィルタリングをして、クリアしたドメインだけを今度は目視チェックをして1つずつ買っています。
つまり、相当手間のかかる厳選しているということですね。
なぜ、こんな手間なことをしているか?
繰り返しますが、中古ドメインを普通に買うと8割はゴミドメインだからです(笑)
中古ドメインは、誰かが捨てたドメインですよね。
契約更新されなかったドメインということです。
ドメインが更新されずに、捨てられる理由を考えてみましょう。
- サービス終了等により、ドメインが更新されなかった
- 検索上位表示に期待して購入されたが、期待した結果が得られず契約更新をしなかった
大きくこの2つかと思います。
1番の方は、まともに運用されているドメインであれば、あまり不良ドメインはないように思います。
問題は2番ですね。これがめちゃくちゃ多い。
実際、中古ドメインの過去の運用歴(どんなサイトが運営されていたか)を調べますと、アフィリエイターが作ったSEOスパム目的のサイトが山のように出てきます。
これらの中古ドメインを購入しても、期待した効果は得られません。
過去の運用サイトがペナルティを受けている場合がある
過去に運営されていたサイトの所有者が、一般的には推奨されない方法でサイトを運営していた場合、Googleからドメイン単位でペナルティを受けている場合があります。
この場合、思ったよりも検索順位が上がらなかったり、インデックスされなかったりという不具合が起こる可能性があります。
Gogole Search Consoleにドメインを登録して、ペナルティの通知が来ていなければ問題ありませんが、一応過去の運営者の負の遺産も引き継いていることがあるので要注意です。
Googleに連絡をしてペナルティを解除する方法もあると思いますが、ここに労力をかけたくないので、僕はペナルティを受けているドメインはそのまま放置(契約更新をしない)という選択をします。
中古ドメインを購入するなら、中古ドメイン販売サイトの利用が無難
個人的には、中古ドメインを購入するなら、中古ドメイン販売サイトの利用が無難だと思います。
実際、販売されているドメインは、一定のフィルターを通り抜けたドメインであったり、インデックス保証がされているケースが多いです。つまり、一定の品質は保たれていると考えてよいです。
もちろん、中には使い物にならないゴミドメインも混じっていると思いますが、ご自身で知識がない状態で適当に買うよりは、中古ドメイン販売サイトで買う方が良いと思います。
先ほども挙げましたが、以下のサイトは良質なドメインを多く扱っているのでおすすめです。
僕が公開しているnoteも参考にしてみてください。
効果のないNG中古ドメインを何個も買って損をするぐらいなら、まともな中古ドメインを買う選び方を身に付ける方が賢いです。
こんにちは、みけねこ屋ともうします。
本日は、中古ドメインの記事を拝見させて頂きました。
私も中古ドメインで運用していてその恩恵を受けています。
アフィリエイトやってるので参考になりました。
ありがとうございます(^^)/
記事が参考になってよかったです^ ^